バークシャー保有株でアルファベットが3位、評価額377億ドル
保有比率が急上昇
バークシャー・ハザウェイの6月末時点の株式保有で、グーグル親会社アルファベットが3位に浮上した。評価額は377億ドルで、全体の13%を占めた。4〜6月期に大きく買い増した。
米証券取引委員会(SEC)に14日提出した保有銘柄リストで明らかになった。バークシャーは3月末から、アルファベットの議決権があるA種株を株数ベースで45%増やし、議決権のないC種株は7.6倍に積み増した。時価評価額の合計は377億ドルと、3月末の2.3倍に膨らんだ。
買い増しと売却
時価評価額ベースの保有順位では、アップルの659億ドル(全体の22%)、アメリカン・エキスプレスの512億ドル(同17%)に次ぐ3位となった。3月末時点は7位で、全体の6%だった。
アルファベットは6月、人工知能(AI)インフラ開発投資に充てるため大規模な増資を実施し、バークシャーは100億ドルを第三者割り当てで引き受けた。バークシャーにとっても主力銘柄の一つになっている。
このほかでは、デルタ航空株を3月末比44%買い増した。2020年の新型コロナウイルス禍ではデルタを含む航空株をすべて売却したが、足元では再び投資を積み増している。
一方、売却が目立ったのは金融株だった。保有比率5位の米銀バンク・オブ・アメリカは6%減らし、アライ・ファイナンシャルは7%、キャピタル・ワン・ファイナンシャルは58%それぞれ減少した。
13F報告の対象外も
米国の大手機関投資家は四半期ごとにSECへ「フォーム13F」を提出し、保有銘柄を開示する義務がある。対象は米国上場銘柄に限られ、バークシャーが保有する日本の総合商社や東京海上ホールディングスの株式は含まれない。したがって、開示内容は上場株ポートフォリオ全体を示すものではない。
著名投資家のウォーレン・バフェット氏は2025年末にバークシャーの最高経営責任者(CEO)を退き、会長職に専念する。現在のCEOはグレッグ・アベル氏だ。バークシャーは4〜6月期に22年7〜9月期以来、15四半期ぶりの株式買い越しとなり、買越額は197億ドルだった。バフェット氏は大規模に投資できる割安株が見つからないとして、長く買い越しを控えてきた。
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