中東不透明感と原油高でダウ反落、ナスダックも続落
ダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反落し、終値は前日比464ドル02セント安の5万3885ドル10セントとなった。中東情勢の不透明感が続くなか、原油相場の上昇が重荷となり、前日まで5日間で2700ドルあまり上げた反動も出た。
中東懸念と持ち高調整
ホルムズ海峡の開放を巡る交渉では、イランとオマーンの案がイランによる海峡管理を目指すとされ、イラン国会議員が作成した草案には米国とイスラエルの船舶の航行を認めない内容が含まれたとの報道もあった。米国がこれを拒否したとの見方も浮上した。
市場では「合意発表を待っているが、まったく見通せない状況だ」(インタラクティブ・ブローカーズのホセ・トーレス氏)との声があり、イエメンの親イラン武装組織フーシがサウジアラビア軍を攻撃したとも伝わった。米原油先物市場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近9月物が4%あまり上昇する場面があった。
原油高で金利上昇も
ダウ平均は短期間に大きく上げた銘柄を中心に利益確定売りが出たほか、原油高を受けた米長期金利の上昇が株式の相対的な割高感につながった。個別ではセールスフォースの下げが目立ち、5日に公表した幹部人事の変更が経営体制への不透明感につながったとの見方が出た。6日までに2026年4〜6月期決算を発表したハブスポットなどソフトウエア株の急落も重荷となった。
ハネウェル・テクノロジーズやボーイング、ゴールドマン・サックスも下落した。社債発行を検討していると伝わったアルファベットも売られた一方、ウォルト・ディズニー、マイクロソフト、シェブロンは上昇した。ダウ平均は高く始まり、前日に付けた最高値の5万4349ドルを上回る場面もあった。
ナスダックは小幅続落
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続落し、終値は前日比15.087ポイント安の2万6348.352だった。5日夕に発表した7〜9月期売上高見通しが市場予想に届かなかったサンディスクが下げ、同じく5日夕に決算を発表したウエスタンデジタルの下落も大きかった。
一方、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やブロードコムなど半導体株の一角は買われ、スペースXは反発した。
この記事が役に立ったら、ぜひシェアしてください。