高市首相が秘書陳述書を提出、サナエトークンの事前説明を否定
秘書が中傷動画作成を否定
高市早苗首相は22日、衆院予算委員会の坂本哲志委員長に、自民党総裁選などで中傷動画の作成を依頼したと報じられた自身の秘書の陳述書を提出した。秘書は「他の候補者を誹謗(ひぼう)中傷するような動画を作成・発信するようなことはしていない」と説明し、第三者への依頼も否定した。
秘書は、政治家をSNS上で応援している人物とオンライン会議をしたことは認めた。一方で、直接会っておらず、顔や名前の記憶もないことから、首相には「面識がない」と報告したとしている。
サナエトークンの説明は否定
仮想通貨「SANAE TOKEN(サナエトークン)」については、暗号資産だという事前説明を受けていなかったと強調した。サナエトークンという名称の暗号資産が発行され、取引されることについて、事前に説明を受けたことも承認したこともないと明言した。
一方で、サナエトークンの発行に関わっていたとされる企業と2025年12月にオンライン会議をしたことは認めた。アプリ開発などで国民の声を広く聞くための企画との説明だったとしている。男性が出席していたかどうかは「記憶がない」と答えた。その後のやりとりで「サナエトークン」という名称は耳にしたが、「アプリ内のポイントの名前」と認識していたと釈明した。
野党は国会で追及継続へ
サナエトークンは、無登録業者による販売に当たる可能性が指摘されている。中道改革連合の長妻昭氏は22日、記者団に「白黒つけないといけない問題だ」と述べ、24日に予定する衆院予算委の審議で取り上げる考えを示した。
中傷動画の作成者とサナエトークンの開発者は同じ男性だと報じられている。秘書は取材や報道を通じ、この男性がオンライン会議の相手であると「徐々に思い当たるようになった」と記した。首相は予算委などで繰り返し、この男性と「面識がない」と答弁してきた。
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