ゼレンスキー氏、シルスキー総司令官の解任検討か FT報道
FT、解任検討と報道
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は18日、ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領が、シルスキー軍総司令官の解任を検討していると報じた。政府高官の話として伝えた。
キーウで抗議広がる
シルスキー氏と対立し更迭されたフェドロフ前国防相の支持者数千人は17日、首都キーウでシルスキー氏の解任を求めてデモを実施した。抗議は16日に始まり、18日にも予定されている。
戦時人事に懸念
実際に解任に踏み切れば、戦時下で国防相と軍トップが相次いで交代する異例の事態となる。対ロシア戦略への影響は避けられないとの見方が出ている。
前国防相支持の声
北部ウクライナに展開する内務省傘下部隊所属で、休暇中にデモへ参加したアレクザンダー・ゴロゴフスキさん(45)は、フェドロフ氏が無人機を戦闘に積極投入して兵士の損耗を抑え、「ウクライナを変革した」と評価した。戦況の改善も挙げ、解任の理由はないと訴えた。
写真家のオリハ・コレシュコワさん(34)は、前線にいる父親がフェドロフ氏の施策で官僚的手続きが減ったと感謝していたと紹介し、「最も有能な閣僚を国防相に戻してほしい」と話した。
ロシアの侵攻初日から従軍している兵士の妻で、IT企業に勤めるリュドミラ・ネボジャクさん(36)は、フェドロフ氏は国民の支持が厚く、動員解除を進めようとしたためにゼレンスキー氏が政治的なライバル化を警戒して更迭したとの見方を示した。「政治的な野心よりウクライナの勝利を優先すべきだ」と述べた。
配達員のリュボミル・コワルチュクさん(32)は、フェドロフ氏が軍の汚職対策を進めたことで、守旧派のシルスキー氏の反発を招いたとみている。「ゼレンスキー氏は国民の声を聞き、人事を撤回してほしい」と語った。
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