ムーンショットAI、米先端水準に迫るKimi K3を公表
月之暗面、米先端に迫るAIモデル「Kimi K3」を発表
性能指標で2兆8000億パラメーター
中国のAI新興、月之暗面(ムーンショットAI)は17日、米国の最先端に近い性能を持つ新たなAIモデルを開発したと発表した。自律的なソフト開発やコーディングに強みがあり、中国AIが米国に対して1年弱遅れているとされてきた差を縮める可能性がある。
月之暗面によると、新モデル「Kimi K3」は2兆8000億のパラメーターを備える。これまで中国で最も高性能とみられていたDeepSeek(ディープシーク)の最新モデル「V4」より75%多く、技術情報を公開するオープンソースのモデルとしては世界最大級とみられる。
コーディングとエージェントで優位主張
同社は、Kimi K3が自律的にさまざまな作業をこなすエージェント機能にも優れるとしている。公開した比較では、コーディングとエージェントの両分野で、オープンAIの「GPT-5.6Sol」やアンソロピックの「Fable(フェイブル)5」を上回ったという。
両モデルはいずれも提供開始からまだ1カ月ほどと間もない。英フィナンシャル・タイムズは、Kimi K3が中国AIは米国の8〜12カ月遅れとする一般的な見方を覆す可能性があると報じた。
月之暗面は、成果物の品質を含む総合性能では米2社の最新モデルに及ばないと認めつつ、1世代前の「GPT-5.5」や「オーパス4.8」など既存モデルは上回ると主張している。
Kimi K3は価格面でも競争力がある。オープンAIとアンソロピックの最先端モデルに比べ、一定のトークン数あたりの利用料は40〜70%安い。
上海の大会で対米競争鮮明に
世界人工知能大会は17日、上海で開幕した。習近平(シー・ジンピン)国家主席は開幕式に初めて出席し、演説した。中国は挙国体制でAI分野の対米競争を進めており、今回の発表は中国AIの性能向上を一段と促す可能性がある。
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