中国共産党105年式典、習氏が台湾統一と軍の強化訴え
中国共産党は1日、創立105年の記念式典を北京の人民大会堂で開いた。習近平(シー・ジンピン)総書記(国家主席)は台湾問題に触れ、「祖国統一の大業を断固として推進する」と述べた。
台湾統一と党の目標
式典には習氏を含む中央政治局常務委員7人全員が出席した。習氏は「全党を挙げて社会主義現代化強国と中華民族の偉大な復興という壮大な目標に向かって前進する」と呼びかけた。
台湾統一は党の歴史的任務だと訴え、中国大陸と台湾の「両岸」の交流促進と融合発展の深化に意欲を示した。「台湾独立分裂勢力を断固たたき、外部勢力の干渉に反対しなければならない」とも語った。
対米対立と軍強化
習指導部は台湾の頼清徳(ライ・チンドォー)政権を「独立分裂勢力」とみなし、米政権による台湾問題への介入を警戒してきた。台湾への武器売却をやめるよう米国に求めている。
習氏は演説で、覇権を争う米国との対立に備えて党内の結束を求めた。トランプ関税を念頭に、「不確実で予測困難な要因が増加している。荒波や重大な試練に耐える準備が必要だ」と述べた。
2027年の「建軍100年奮闘目標」を期限通り達成し、人民解放軍を米軍に対抗できる「世界一流の軍隊」へ早期に育てると表明した。中国の主権や安全、発展の利益を断固として守るとも強調した。
党の統制と党員拡大
習氏は党内統治の厳格化と軍に対する党の絶対的指導の堅持、反腐敗闘争の徹底も訴えた。中国では汚職疑惑のある党や軍幹部の摘発が続いており、制服組トップの張又侠・中央軍事委員会副主席らが調査対象になっている。
中国では党が政府の上位にあり、政治から経済まで指導する。党は6月30日、党員数が25年末時点で1億128万人だったと発表した。1年間で100万人あまり増えた。1921年の結党時は50人ほどだったが、2024年末に1億人を突破した。
党員は中国でエリートとみなされ、就職や出世でも有利とされる。入党を申請済みの党員予備軍は25年末時点で全国におよそ2000万人いる。
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