8連騰後に日経平均反落、AI関連の買いは根強く
23日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。終値は前日比2565円安の6万9788円で、下落率は4%だった。前日まで8営業日続伸していた反動で利益確定売りが広がった一方、人工知能(AI)や半導体関連への買い意欲はなお強く、24日に控える米マイクロン・テクノロジーの決算が次の焦点となる。
利益確定売りが優勢に
日経平均は小高く始まった後に下げに転じ、一時は前日比900円安まで売られた。東証プライム市場では約6割の銘柄が下落した。22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅高だったが、アルファベットやマイクロソフトなどハイパースケーラーが売られ、国内でもAI・半導体関連の買いが鈍った。
村田製作所や古河電工が下落したほか、ファナックや安川電機などフィジカルAI関連銘柄も売られた。前日に時価総額が一時60兆円に達したキオクシアホールディングスも23日は一時5.05%安となった。日経平均は22日まで8連騰し、この間に8000円超上昇していた。25日移動平均からの上方乖離率は22日時点で9.30%と、買われすぎの目安とされる5%を上回っていた。
過熱感は残るが期待は継続
りそなアセットマネジメントの戸田浩司シニア・ファンド・マネージャーは、一時的に過熱感が高まり、利益確定売りが出やすい局面だとみる。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大西耕平上席投資戦略研究員も、AI・半導体への買いに疲れが出てきた一方で、期待は高原状態が続いていると指摘する。
もっとも、市場でAI相場が途切れたとの見方は多くない。PGIMジャパンの鴨下健株式運用部長は、AI関連企業の業績は1〜3月期の推定からみて4〜6月期にさらに加速するとの見方を示した。シティグループ証券は22日、日経平均の見通しを9万円に引き上げ、大和証券も18日に2026年末の予想を6万7000円から8万円に修正した。
マイクロン決算が試金石
足元の注目は24日に公表されるマイクロンの四半期決算だ。すでに複数のアナリストが目標株価を引き上げており、同社株は大幅高となっている。フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッドは、市場の期待に応える好決算が出ればAIラリーは続きやすいとの見方を示した。
この記事が役に立ったら、ぜひシェアしてください。