ベルサイユ宮殿でトランプ氏がイラン戦闘終結覚書に署名
トランプ米大統領は17日、パリ郊外のベルサイユ宮殿で、イランとの戦闘終結に関する覚書に署名し、発効した。フランスのマクロン大統領との晩さん会に出席するため訪問していた。ホワイトハウスが明らかにした。
ベルサイユでの署名
トランプ氏は18日未明、マクロン氏との晩さん会を終えて車に乗り込む際、記者団に「署名済みだ。ベルサイユで署名した」と述べた。
当初は19日にスイスで正式な署名式を行う予定だったが、両首脳が遠隔で署名する方法に切り替え、覚書の効力を前倒しで発効させたとみられる。フランス大統領府も、トランプ氏がベルサイユ宮殿に滞在中に署名したと認めた。
覚書の内容と今後の手続き
イラン外務省のバガイ報道官も18日未明、両国の大統領が戦闘終結に向けた覚書に署名したと明らかにした。イランメディアが報じた。
バガイ氏は、状況を慎重に検討した結果、両大統領が署名するのが最善だと判断したと説明した。覚書本文はペルシャ語と英語で作成され、透明性の高さを示す狙いがあるという。両言語の本文は完全に一致し、イラン側は完全に有効だとしている。
米政府高官はこれに先立ち、14項目の覚書全文を公表していた。双方は、署名時点でホルムズ海峡を開放すると記している。両首脳の署名によって、イランによる海峡封鎖と米軍によるイラン港湾への出入り制限が解除される。
封鎖の解除は30日以内に完了し、60日間は無料航行を認める。覚書には「イランは核兵器の調達や開発をしない」と明記し、60日間の交渉期間で濃縮ウランの処分など技術的な詳細を詰めるとしている。最終合意に達した場合、米国は「あらゆる種類の制裁」を解除すると約束した。
また、米国や地域のパートナー国がイランに最低3000億ドル(48兆円)の復興資金を用意する。アラブ首長国連邦(UAE)がイランに発電所を建設できるよう、制裁を緩和するとしている。
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