日経平均、前日比1300円安 最高値圏で利益確定売り
利益確定売りが広がる
4日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、終値は前日比1300円安の6万7101円だった。下げ幅は一時1400円を超えた。前日の米株安に加え、米半導体大手ブロードコムの決算を受けて、日本株には利益確定売りが優勢となった。
東証プライム市場では7割強の銘柄が下落した。人工知能(AI)関連のソフトバンクグループ、イビデン、フジクラが安く、指数を押し下げた。2日に投資家向け説明会を開いたキオクシアホールディングスも、証券会社による目標株価引き上げが相次ぐなかで下落した。
過熱感と先行き
ブロードコムは3日に2026年2〜4月期決算を発表し、上方修正への期待が高かったAI半導体の売上高見通しを維持すると示した。これを受け、同日の時間外取引で同社株は急落した。市場では、AI半導体全体を悲観的にみる必要はないとの指摘がある一方、足元まで堅調だった国内関連銘柄には売り材料になったとみられている。
日本株は最高値圏に浮上したことで短期的な過熱感が強まっていた。3日時点の25日移動平均からの上方乖離率は8.8%と、「買われすぎ」の目安とされる5%を上回る。日経平均のRSI(相対力指数、14日平均)も買われすぎの水準を超えている。
日経平均は3日に史上最高値の6万8402円まで上昇し、節目の7万円に約1600円まで迫った。5万円から6万円までは約6カ月を要したが、6万円に乗せた4月23日からは1カ月半ほどしか経っていない。市場では、日本株の見通しを修正する必要があるとの見方がある一方、上昇ペースの速さから当面は様子見が必要との声も出ている。足元の水準では、前日比1%の変動でも700円弱の振れとなる計算で、短期間で2000円超の上昇も以前より起こりやすい。
もっとも、市場では目先は7万円台を試す展開を予想する見方が少なくない。東エレクやアドテストなどの値がさの半導体関連株は4日午前に切り返しており、当面は上値を探る動きが意識されそうだ。
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