米中会談で高市首相を巡り習氏が対日批判
対日批判をトランプ氏に共有
日米外交筋によると、中国の習近平国家主席は14〜15日のトランプ米大統領との首脳会談で高市早苗首相を名指しで批判した。これに対しトランプ氏は高市氏を「素晴らしい」と擁護したという。
トランプ氏は会談後、高市氏に電話してやりとりを伝えた。米中両政府は、日本を巡る会談内容を公表していない。
台湾と再軍備化が焦点
英紙フィナンシャル・タイムズは24日、習氏が会談で日本の「再軍備化」を主張し、声を荒らげて激高していたと報じた。2日間の会談で、習氏の対日批判が最も緊迫した場面だったという。
同紙によると、習氏が高市氏と日本の防衛費増額を批判した後、トランプ氏は北朝鮮の脅威が高まっているため日本は防衛力を強化する必要があると応じた。中国を日本の安全保障上の脅威として挙げたかは明らかでない。
習氏はまた、「台湾問題は中米関係において最も重要だ。これを適切に処理すれば両国関係は全体として安定を保てる」と警告した。中国は2025年11月の高市氏の台湾有事を巡る国会答弁に反発しており、日中関係は冷え込んでいる。
トランプ氏は3月、高市氏とホワイトハウスで会談した際、習氏と会う時に「日本をたたえるつもりだ」と述べていた。
習氏とロシアのプーチン大統領は20日の会談後に署名した共同声明で、「日本の急速な再軍備路線は地域の平和と安定に深刻な脅威をもたらしている」と記した。日本政府が殺傷力のある防衛装備品の輸出を規制する「5類型」を撤廃したことなどが念頭にある。
この記事が役に立ったら、ぜひシェアしてください。