イラン交渉は最終段階、米大統領が再攻撃を示唆
米国とイランの衝突収拾を巡る交渉について、トランプ米大統領は20日、「最終段階に入っている」と語った。イランの回答が不十分なら「少し厄介な手段」に出るとして、再攻撃の可能性を改めて示した。
交渉はなお膠着
米国はイランの核開発停止を確実にしたい考えだが、イランはウラン濃縮技術の維持を望んでおり、双方の隔たりは大きい。トランプ氏はワシントン郊外で記者団に対し、「ホルムズ海峡を開かなければならず、すぐに開くだろう。一度だけチャンスを与える」と述べた。
この後、東部コネチカット州で米沿岸警備隊の行事に出席し、「イランに核兵器を持たせてはいけない」と重ねて強調した。終了後には、「100%完璧な回答が必要だ。そうすれば多くの人命を救うことができる」と記者団に話した。
新提案と仲介協議
トランプ氏は18日、翌日に予定していた攻撃を延期したと明らかにした。カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の首脳から「受け入れ可能な合意」が成立する可能性があると伝えられたためだと説明したが、攻撃延期はこれまでも繰り返している。
イラン革命防衛隊に近いタスニム通信によると、イランが数日前に米国へ14項目の新提案を出した後、米国は仲介国のパキスタンを通じて文書を送付した。同通信は20日、交渉チームに近い関係者の話として報じた。
イランは米国からの文書を精査しており、まだ回答していない。テヘランにいるパキスタンの仲介者が、内容のすり合わせに向けて調整しているという。
外交継続を示唆
イランのペゼシュキアン大統領は20日、SNSに「戦争を回避するためのあらゆる手段を探求してきており、我々の側からはすべての道が依然として開かれている。外交による相互尊重は、戦争よりもはるかに賢明で、安全かつ持続可能な選択だ」と投稿した。
ペゼシュキアン氏は同日、イランを訪問しているパキスタンのナクビ内相と面会した。国営英語放送局プレスTVによると、イランは米国が恒久的な戦闘終結を保証し、制裁などを解除すれば、合意に応じる用意があることを示唆している。
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