中国がエヌビディア製一部GPUを輸入禁止に、緊張緩和遠く
ゲーム向けGPUが対象
中国当局は米エヌビディアの一部のゲーム向け半導体製品を輸入禁止リストに加えた。トランプ米大統領の訪中に合わせてジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が同行したが、米中の半導体摩擦がなお解けていないことを示した。
AI用途への転用警戒
英フィナンシャル・タイムズ(FT)と香港のパソコン関連メディアが20日までに相次いで報じた。対象は、エヌビディアの画像処理半導体(GPU)を搭載したグラフィックボードで、ゲームやアニメ向けに高い処理能力を求める利用者を想定した製品だ。エヌビディアは中国向けに性能を抑えた製品を投入してきたとされる。
中国当局は、こうした製品が生成AI(人工知能)分野に転用される可能性を警戒し、輸入禁止を決めた公算がある。
エヌビディアは中国の生成AI向け半導体市場で先行し、2024年には中国市場で約7割のシェアを握った。一方、米国は中国のAI産業の成長を抑える狙いなどから先端AI半導体の輸出を規制している。
ロイター通信によると、トランプ政権は米中首脳会談に合わせ、エヌビディアがH200など一定以上の性能を持つ半導体を中国のアリババ集団などに販売することを承認した。ただ、実際に購入が進むかはなお見通せないとの見方がある。
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