新発10年国債利回り、一時2.8%で約29年半ぶり高水準
新発10年物国債利回り、一時2.8%
18日の国内債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが一時2.8%まで上昇した。債券価格は下落し、1996年10月以来、およそ29年半ぶりの高水準となった。前週末からは0.1%上がった。
原油高と財政懸念
中東情勢の先行きが見通しにくいなか、原油価格は高止まりしている。国内外でインフレ警戒が強まり、投資家は債券を買い進めにくい状況だ。15日の欧米市場では長期金利が大きく上昇し、米長期金利は4.5%台後半と約1年ぶりの高水準をつけた。こうした流れが週明けの東京市場にも波及した。
超長期債にも売り
国内では、政府が2026年度補正予算を編成するとの観測から、拡張的な財政運営への警戒も強まっている。償還までの期間が長く、財政懸念を反映しやすい超長期国債の売りが加速し、30年債利回りも一時4.2%と過去最高を更新した。なお、1996年当時は売買高の多い「指標銘柄」が長期金利とされていた。
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