ブルガリア代表が初制覇、ユーロビジョンは5カ国不参加で決勝
ボイコットと警戒態勢
欧州を中心とする国別対抗音楽祭「ユーロビジョン」の決勝が16日、ウィーンで行われ、ブルガリア代表が初優勝した。開催70回目の節目となった今回は、イスラエルの参加に抗議する欧州5カ国が異例の不参加を表明し、会場周辺ではデモも起きた。厳重なテロ警戒態勢が敷かれるなど、波乱の大会となった。
二重基準との批判も
不参加を決めたのはスペイン、オランダ、アイルランド、スロベニア、アイスランドの5カ国。昨年12月、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの大規模攻撃などを理由に参加を見送る考えを示していた。欧州放送連合(EBU)が2022年以降、ウクライナに侵攻したロシアの参加を認めていない一方、イスラエルの参加は容認しており、「二重基準だ」との批判も出ている。
多様性を掲げる舞台
音楽祭は多様性を重視しており、各国の歌手が英語や自国語など20以上の言語でポップソングを披露した。地元メディアによると、抗議活動をしていた14人が逮捕されたが、大きな混乱はなかった。優勝したブルガリア代表はダラさんで、2位はイスラエル代表の歌手ノアム・ベッタンさんだった。
世界最大級の生中継
主催者によると、ユーロビジョンは1956年からほぼ毎年開かれている世界最大のライブ音楽イベント。各国でテレビ中継され、昨年は約1億7千万人が視聴した。今回はウクライナやオーストラリアを含む35カ国が参加し、決勝は25カ国で争われた。来年の音楽祭は、今年優勝したブルガリアで開かれる予定だ。
この記事が役に立ったら、ぜひシェアしてください。