金4600ドル・銀85ドルの衝撃:パウエル捜査とCPIが招く調整リスク

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2026年1月、貴金属市場は「未知の領域」へと突入しました。金価格は史上初めて4,600ドルの大台を突破、銀も85ドルを超え、市場は熱狂に包まれています。 しかし、この急騰の裏には米国の金融秩序を揺るがす深刻な火種が隠されています。

1. 市場概況:金・銀ともに史上最高値を更新

週明けの市場では、リスク回避の資金が一斉に貴金属へと流れ込みました。

指標 終値(月曜) 前日比 備考
国際スポット金 $4,596.87 +1.95% 一時$4,600を突破し過去最高値
国際スポット銀 $85.10 +6.52% 一時$86を突破し過去最高値

金(XAU/USD)

銀(XAG/USD)

2. 急騰のトリガー:FRBパウエル議長への刑事調査

今週の相場急騰の直接的な引き金は、連邦検察官が正式にFRB議長パウエルに対する刑事調査を開始したことだ。 この事態は即座にFRBの独立性に対する市場の強い懸念を呼び起こし、投資家がドルや米国債を大量に投げ売りし、一斉に貴金属へリスク回避のための資金を移す動きにつながった。 FRBの独立性への懸念が急速に収まれば、ドルが安定するにつれ、金価格は短期的にある程度の調整圧力を受ける可能性がある。

項目 詳細・背景 市場への直接的影響
調査の主な容疑 FRB本部改修費用の高騰と、それに関する議会への説明内容(偽証の疑い) FRBへの信頼失墜、リーダーシップの空白懸念
ドルの信認低下 「政治から独立しているはずの中央銀行」が捜査対象となり、通貨の番人としての権威が揺らぐ ドルの投げ売り、ドル安の急進行
資金の逃避先 信用不安を背景に、投資家は法定通貨から「実物資産」へ資金をシフト 金(ゴールド)・銀の急騰(金は1オンス4,600ドルを突破)
今後の焦点 2026年5月の任期満了を待たずに解任・辞任に追い込まれるか 市場ボラティリティの拡大、利下げサイクルの不透明化

3. 今夜のCPIが「冷や水」を浴びせるか?

我々の基本シナリオは、パウエルが残り任期(5月まで)を全うし、金融政策は引き続き経済指標に左右されるというものだ。 状況が沈静化すれば、市場の焦点はすぐにマクロ経済面、特に今夜発表予定のCPI(消費者物価指数)に戻るだろう。本日発表のCPIは前年比2.7%増を維持すると予想される。 コア指標が予想を上回る場合、ドル上昇トレンドを再燃させ、金の上昇勢いを抑制する可能性がある。

4. 地政学的リスクの多発が「下値」を支える

金融政策の混乱に加え、世界的な地政学的リスクは貴金属にとって依然として堅固な防御壁だ。 ベネズエラ政権交代後の再建の行き詰まりや、グリーンランドの領有権をめぐる過激な議論(ルビオ国務長官が今週デンマークを訪問予定)は、投資家に近時の地政学的ショックの不確実性を絶えず想起させている。

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